11.24.07:17
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04.23.17:24
企業結合「合併」3っ。
申し訳ない・・
前回のP.S.で「次回は子会社をてっとり早く作る方法」
とか言ってしまったんだけども、まだ合併が終わってなかった
前回までのまとめ
合併の流れは、
① 交付株式数を決定して、
② 合併後貸借貸借表を作る
そして①交付株式数の決定の流れは3つ
a 企業評価額の算定
b 合併比率の決定
c 交付株式数の決定
で、前回は①を全て終わったんで、
今回は②合併後貸借貸借表を作る から~
その前に、、、、、、、、、
--------------------------------------------------------------------------------------------------
前回の問題 (←これクリックで下のほうにある)
の答え
解説
①企業評価額(簿価純資産額法)
A社 : 8000円 - 3200円=4800円
B社 : 4200円 - 2400円=1800円
②合併比率
・1株あたり企業評価額
A社 : 4800円 ÷ 1000株=@4.8円
B社 : 1800円 ÷ 500株=@3.6円
・合併比率
@3.6円 ÷ @4.8円 =0.75
③交付株式数
0.75 × 500株=375株
--------------------------------------------------------------------------------------------------
次の範囲いく
② 合併後財務諸表を作るってなに?
①交付株式数を決定したら次にすること
ゴールは合併後財務諸表を作ること
イメージでいえば、
A社(存続会社)の財務諸表とB社(消滅会社)の財務諸表を
合体させる感じ
② 合併後財務諸表を作る流れは?
合併後財務諸表=貸借対照表(存続会社)+合併受入仕訳+合併相殺仕訳
って感じです。
つまり、
a 貸借対照表(存続会社)
b 合併受入仕訳
c 合併相殺仕訳
の3つが必要になる
じゃあ ②のaから
a 貸借対照表(存続会社)って??
これは表を見ればわかるんで特別なことをする必要はない
ちなみに存続会社のみでいい (←めっちゃ重要)
b 合併受入仕訳って??
文字どおり合併(を)受入(ための)仕訳
A社がB社を合併した時、
「A社がB社を取得する」と言うんです。
取得ってどんな感じ?
購入するってことです。
そして、取得とされる企業結合はパーチェス法ってので処理する。
パーチェス=購入(取得)することって訳せるからわかりやすい~
パーチェス法のやり方は??
イメージとしては、
存続会社が消滅会社をまるごと買ったっていう感じです。
まるごと買うってどういうことか、
時価で買うってことです。
重要なのが消滅会社のみパーチェス法で計算する!!!!
3つ計算の順番があります
1.取得原価
2.受入純資産
3.のれん(取得原価 - 受入純資産)
っていう計算をして、仕訳をするんです。
1.取得原価って??
時価で買う時に支払ったお金とか交付した株です
2.受入純資産って??
消滅会社の資産 - 負債の純資産です(←時価だから注意!!!)
3.のれん(取得原価 - 受入純資産)って??
これをやって プラスならばのれん、マイナスならば負ののれん発生益で処理します。
注意が必要なのは、のれんは無形固定資産で次の年も償却していくけども、
負ののれん発生は特別利益で処理するんで、償却とかはないです
ややこいね・・・・・・・・・・・・・・
パーチェス法の例題
B社の諸資産の時価は7200円、諸負債の時価は3900円。
A社はB社の株主に対して、A社株式50株(時価@70円)を交付する。
となっていた場合・・・・
1.取得原価
@70円 × 50株=3500円
2.受入純資産
7200円 - 3900円=3300円
3.のれん
3500円 - 3300円=300円
となります
イメージわくかなこれで。
まあこれで仕訳をします。
ちなみに取得原価はそのまま増加資本となるので、
資本金に組み込みます。
仕訳例
諸資産 ○○○ 諸負債○○○
のれん ○○○ 資本金○○○
みたいな感じです
まとめると、
・ ② 合併後財務諸表を作る流れはa 貸借対照表(存続会社)+b 合併受入仕訳+c 合併相殺仕訳
・ a 貸借対照表(存続会社)は表を見るだけなので特別なことはしない(存続会社の分だけです注意)
・ b 合併受入仕訳はパーチェス法で処理(消滅会社の貸借貸借表の分だけです注意)
・ パーチェス法は1.取得原価 2.受入純資産 3.のれん の計算をする(時価で!!!!)
って感じか。
パーチェス法の説明が図なしだとやりにくいんで、
軽く問題やっちゃってもらってから、次回以降もちっと細かい処理を書こうと思う。
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じゃあラストに問題
A社はB社を吸収合併した。
この合併はA社が取得企業とされる。
次の資料から合併受入仕訳を示しなさい
←クリックでおおきくなる
B社の諸資産の時価は7200円、諸負債の時価は3900円である。
A社はB社の株主に対して、A社株式50株(時価は@70円)を交付する。
なお、増加資本のうち2000円は資本金とし、残りは資本準備金とする。
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答えは次回
P.S. 次回は企業結合「合併」完結したいなあ~
前回のP.S.で「次回は子会社をてっとり早く作る方法」
とか言ってしまったんだけども、まだ合併が終わってなかった
前回までのまとめ
合併の流れは、
① 交付株式数を決定して、
② 合併後貸借貸借表を作る
そして①交付株式数の決定の流れは3つ
a 企業評価額の算定
b 合併比率の決定
c 交付株式数の決定
で、前回は①を全て終わったんで、
今回は②合併後貸借貸借表を作る から~
その前に、、、、、、、、、
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前回の問題 (←これクリックで下のほうにある)
の答え
①企業評価額 | A社 : 4800円 B社 : 1800円 |
②合併比率 | 1 : 0.75 |
③交付株式数 | 375株 |
解説
①企業評価額(簿価純資産額法)
A社 : 8000円 - 3200円=4800円
B社 : 4200円 - 2400円=1800円
②合併比率
・1株あたり企業評価額
A社 : 4800円 ÷ 1000株=@4.8円
B社 : 1800円 ÷ 500株=@3.6円
・合併比率
@3.6円 ÷ @4.8円 =0.75
③交付株式数
0.75 × 500株=375株
--------------------------------------------------------------------------------------------------
次の範囲いく
② 合併後財務諸表を作るってなに?
①交付株式数を決定したら次にすること
ゴールは合併後財務諸表を作ること
イメージでいえば、
A社(存続会社)の財務諸表とB社(消滅会社)の財務諸表を
合体させる感じ
② 合併後財務諸表を作る流れは?
合併後財務諸表=貸借対照表(存続会社)+合併受入仕訳+合併相殺仕訳
って感じです。
つまり、
a 貸借対照表(存続会社)
b 合併受入仕訳
c 合併相殺仕訳
の3つが必要になる
じゃあ ②のaから
a 貸借対照表(存続会社)って??
これは表を見ればわかるんで特別なことをする必要はない
ちなみに存続会社のみでいい (←めっちゃ重要)
b 合併受入仕訳って??
文字どおり合併(を)受入(ための)仕訳
A社がB社を合併した時、
「A社がB社を取得する」と言うんです。
取得ってどんな感じ?
購入するってことです。
そして、取得とされる企業結合はパーチェス法ってので処理する。
パーチェス=購入(取得)することって訳せるからわかりやすい~
パーチェス法のやり方は??
イメージとしては、
存続会社が消滅会社をまるごと買ったっていう感じです。
まるごと買うってどういうことか、
時価で買うってことです。
重要なのが消滅会社のみパーチェス法で計算する!!!!
3つ計算の順番があります
1.取得原価
2.受入純資産
3.のれん(取得原価 - 受入純資産)
っていう計算をして、仕訳をするんです。
1.取得原価って??
時価で買う時に支払ったお金とか交付した株です
2.受入純資産って??
消滅会社の資産 - 負債の純資産です(←時価だから注意!!!)
3.のれん(取得原価 - 受入純資産)って??
これをやって プラスならばのれん、マイナスならば負ののれん発生益で処理します。
注意が必要なのは、のれんは無形固定資産で次の年も償却していくけども、
負ののれん発生は特別利益で処理するんで、償却とかはないです
ややこいね・・・・・・・・・・・・・・
パーチェス法の例題
B社の諸資産の時価は7200円、諸負債の時価は3900円。
A社はB社の株主に対して、A社株式50株(時価@70円)を交付する。
となっていた場合・・・・
1.取得原価
@70円 × 50株=3500円
2.受入純資産
7200円 - 3900円=3300円
3.のれん
3500円 - 3300円=300円
となります
イメージわくかなこれで。
まあこれで仕訳をします。
ちなみに取得原価はそのまま増加資本となるので、
資本金に組み込みます。
仕訳例
諸資産 ○○○ 諸負債○○○
のれん ○○○ 資本金○○○
みたいな感じです
まとめると、
・ ② 合併後財務諸表を作る流れはa 貸借対照表(存続会社)+b 合併受入仕訳+c 合併相殺仕訳
・ a 貸借対照表(存続会社)は表を見るだけなので特別なことはしない(存続会社の分だけです注意)
・ b 合併受入仕訳はパーチェス法で処理(消滅会社の貸借貸借表の分だけです注意)
・ パーチェス法は1.取得原価 2.受入純資産 3.のれん の計算をする(時価で!!!!)
って感じか。
パーチェス法の説明が図なしだとやりにくいんで、
軽く問題やっちゃってもらってから、次回以降もちっと細かい処理を書こうと思う。
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じゃあラストに問題
A社はB社を吸収合併した。
この合併はA社が取得企業とされる。
次の資料から合併受入仕訳を示しなさい
←クリックでおおきくなる
B社の諸資産の時価は7200円、諸負債の時価は3900円である。
A社はB社の株主に対して、A社株式50株(時価は@70円)を交付する。
なお、増加資本のうち2000円は資本金とし、残りは資本準備金とする。
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答えは次回
P.S. 次回は企業結合「合併」完結したいなあ~
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