11.24.07:42
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04.20.11:08
企業結合「合併」1っ。
前回からいきなり飛んで日商1級レベルになっちゃう!!
今回は企業結合の話。
企業結合ってなに??
ある企業とほかの企業が1つの報告単位になること
で、今日は企業結合の中の「合併」の話をする
って言っても吸収合併のことしかしらんけど!
合併ってなに??
AとBって会社があったとして、これが合併ってすると、
AにBが吸収されちゃうってやつ
だからBって会社はなくなっちゃう
って感じ
この時のAを存続会社
Bを消滅会社って言います。
イメージとしては、
A社がB社の、
資産も、負債も、ぜーんぶ、まるごと
吸収してしまうってこと
A社がB社を買い取る→B社なくなる→じゃあB社の株を買ってた株主は???
株は紙切れになっちゃうの?????
答えは、B社の株主に、A社の株をあげるんです。
A社がB社を買い取る→B社なくなる→B社の株主の人には「存続会社A」の株をあげる→誰も損しない
ってことになる。
じゃあ合併の流れはどんな感じ?
① 交付株式数を決定して、
② 合併後貸借貸借表を作る
めっちゃ大きく言うとこんな感じ
じゃあ①の交付株式数を決定ってなに?
合併って言うのは、さっき書いたように
A社がB社を買い取る→B社なくなる→B社の株主にA社の株をあげる→誰も損しない
ってことだけど、、、、、
じゃあA社の1株が100円で、B社の1株が50円だったら?????
B社の株主にA社の株をわたすんでしょ???
じゃあB社10株持ってる人にA社10株をあげるの?????
答えは、A社5株をあげます。
A社の1株=B社の2株
の価値だからね。
っていう感じで、
(B社に)交付(する)株式数がわからないと、むやみにA株をあげれないわけだ。
これが交付株式数の決定で、
交付株式数の決定には3つの流れがある。
a 企業評価額の算定
b 合併比率の決定
c 交付株式数の決定
このa~cまで順番にやって、やっと①交付株式数の決定、が終わるわけですね
aから順にみてく
企業評価額ってなに??
企業の経済価値のこと。
つまり、ある企業はお金にするとどんくらい価値があるの?ってことです。
これを計算する方法を3つ紹介
純資産額法
収益還元価値法
折衷法
純資産額法のやり方は??
簿価純資産額法、時価純資産額法の2つがあるけどカンタン
企業評価額=資産-負債
↑ これが純資産額法で、
簿価の場合は資産負債を帳簿価額で、
時価の場合は資産負債を時価で計算するってだけ
収益還元価値法のやり方は??
自己資本を用いる方法と総資本を用いる方法がある
企業評価額=自己資本×自己資本利益率/資本還元率
↑ これが自己資本を用いる方法
企業評価額=総資本×総資本利益率/資本還元率
↑ これが総資本を用いる方法
分子のとこが、自己資本主体か、総資本主体か、の違いだけです
折衷法のやり方は??
折衷法の企業評価額=(純資産額法で求めた企業評価額+収益還元価値法で求めた企業評価額)÷2
まとめると
・ 企業結合はある会社と別の会社が合体すること
・ 企業結合の「合併」はA社(存続会社)がB社(消滅会社)をまるごと吸収しちゃう
・ イメージはA社がB社買う→B社なくなる→B社の株主にA社の株をあげる
・ 合併の大きな流れは①交付株式数を決定して、②合併後貸借貸借表を作ること
・ ①交付株式数の決定は a 企業評価額の算定 b 合併比率の決定 c 交付株式数の決定 って流れ
・ a 企業評価額の算定方法の主なものは3つ 純資産額法、収益還元価値法、折衷法
って感じか。
長くなってしまったから
①のaまでしか書けないなあ。
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じゃあラストに問題
A社はB社を吸収合併した。
A社が取得企業とされる。
次の資料からA社とB社の、
①簿価純資産額法、
②収益還元価値法
③簿価純資産額法と収益還元価値法の折衷法、
による場合の企業評価額を算定しなさい。
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自己資本利益率はA社が12%、B社が14%である。
資本還元率はA社、B社ともに10%である。
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答えは次回
P.S. 次回からは①交付株式数の決定、の、b 合併比率の決定から~
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